1人あたり約230ℓ/日の水が必要

神奈川県内広域水道企業団の議会議員として宮ヶ瀬ダムと社家取水広域水質管理センターの県内調査をいたしました。

水道企業団とはわかりやすく言うと相模川と酒匂川から取水した水を浄水処理して神奈川県・横浜市・川崎市・横須賀市の4つの水道局へ送る「水道水の卸売りメーカー」です。

もちろん横浜市も自前で取水、浄水処理をしておりますが377万人(静岡県や四国四県と同規模)の生活を支える水の量は到底賄えないため広域水道企業団と連携し生活に欠かせない「水」の供給を行っています。

ダムは台風や大雨による河川の洪水を防ぐ(一時的に貯める機能)や河川干ばつを防ぐ(河川水量を正常に保つ、川にすむ様々な生き物・植物の保護)、県下16市5町のご家庭で利用する水道水の供給、水を活用した発電による電力供給の役割を担っており私たちの暮らしの安心に大きく寄与しています。

県内水需要は平成4年度をピークに減少に転じ令和37年度までの見通しは人口減少などの影響によって現在比で約15%減少する見込みとなり、水需要の減少や施設老朽化、自然災害への対応など5事業者共通課題解消に向け「水道システムの再構築」を着実に進めていかなければなりません。

蛇口を捻れば安心・安全な水が安価にいつでも飲める環境は各都市の水道局をはじめ企業団の並々ならぬ努力の結晶。世界に誇れる技術でもあります。

引き続き安心・安全な「水」を提供し続けられるよう企業団議会議員の1人として取り組んでまいります。

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